【カンボジア、タイ】タイのテレビ報道によると、カンボジアのフン・セン首相は24日、タイ政府がクーデターによるカンボジア政府の転覆を企て、カンボジアに対する戦争も検討しているとして、タイ政府を非難した。これに対しタイのステープ副首相は25日、事実無根だと反論。タイの現政権と敵対し、カンボジア政府の経済顧問に就任したタクシン元タイ首相から誤った情報を得たのではないかと話した。
タクシン元首相は保守派による2006年のクーデターで失脚し、昨年、汚職で懲役2年の実刑判決を受けた。国外逃亡中に旧知の仲であるフン・セン首相からカンボジア政府の経済顧問に任命され、11月中旬にカンボジアを訪問したが、タイ政府がカンボジアにタクシン氏の身柄引き渡しを要求、カンボジアがこれを拒否し、両国は相互に大使を召還、相手国の一等書記官を国外退去させる事態に発展した。
こうした中、タクシン氏はカンボジア問題に関するタイ外務省の機密文書を入手し、今月23日、ネット上に公開した。文書には、タイの現政権にとって「主要な脅威」であるタクシン氏を「除去」し、タクシン氏とフン・セン首相の離間を図る必要があると記され、タイのタクシン派はタイ政府がタクシン氏の暗殺を企てていると主張した。
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