【タイ】タイ政府は9日の閣議で、タクシン元首相支持派の反政府集会に対応するため、軍の動員などを可能にする国内安全保障法の発令を承認した。発令する期間は今月11―23日で、場所はバンコク都と隣接するノンタブリ県の全域、中部パトゥムタニ県、サムットサコン県、サムットプラカン県、ナコンパトム県、アユタヤ県、東部チャチュンサオ県の一部。
国内安全保障法は軍主体の国内安全保障司令部(ISOC)に、▽関係政府機関の動員▽特定の建物、地域への進入禁止▽外出禁止▽集会禁止▽移動禁止――などの権限を与えるもので、昨年もタクシン派の集会対策として発令された。
タクシン派は昨年4月、数万人を動員して、バンコクの幹線道路を封鎖、バスを焼くなどし、治安当局に鎮圧された。今回は東北部、北部などから支持者を動員し、12日からバンコク首都圏で集会を始める予定。タイ治安当局によると、12日の集合場所は▽ウォンウィエンヤイ▽ピタックラタタムヌン・モニュメント▽ルムピニ公園▽ソーンホーン警察署前▽バンナー交差点▽タイ日本ディンデン競技場――。
タクシン派の動員能力は大きく落ち込んでいるが、集会参加者の暴動化や、爆弾テロなどの懸念があり、治安当局は神経をとがらせている。
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