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タイの大規模反政府集会、クーデター説再浮上

2010/3/14 (23:29)| 主要ニュース  政治

【タイ】消息筋によると、バンコク西部のラチャダムヌン通り一帯を占拠したタクシン元首相支持派が14日、24時間以内の下院解散を要求したことを受け、反タクシン派の強硬派が軍事クーデターに向け動き出したもようだ。クーデターが反タクシン派上層部の了解を得て実行されるかどうかは不透明だが、実行の場合は16日以降で、その後の新政権では2006年のクーデター同様、枢密顧問官の1人が首相に就く見通しという。

 アピシット首相は14日放送のテレビインタビューで、解散総選挙について「(選挙でタクシン派が優勢とみられ、反タクシン派が選挙結果を受け入れないため)解決策にならない」という考えを示したが、可能性を完全には否定しなかった。一方、クーデターについては「受け入れられない」との姿勢を重ねて強調した。ただ、数万人に膨れ上がったタクシン派集会が手ぶらで散会する可能性は低い上、反タクシン派の後押しで就任したアピシット首相が自分の意思で解散権を行使できるかどうかは不透明で、反タクシン派上層部がクーデターという選択肢を選ぶ可能性は捨てきれない。

 タイの政局は2005年以降、ばらまき政策で地方、貧困層の支持を得たタクシン氏と、タクシン氏の権力拡大を危ぐする特権階級・保守派の権力闘争が激化し、選挙で勝ったタクシン派がクーデターや街頭デモ、司法判断で反タクシン派に政権を奪われるというパターンが続いている。タクシン氏は利益誘導、反王室というイメージが広がり支持が尻すぼみとなっているが、軍事クーデターなど民主的な手続きを無視する反タクシン派への反感も根強い。2008年にタイ首相府やバンコクの2空港を占拠した反タクシン派団体幹部の訴追がこれまでに8回見送られるなど、司法の「ダブルスタンダード(二重基準)」を指摘する声もある。

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