【タイ、カンボジア】タイ国営通信社タイ・ニュース・エージェンシーなどによると、タイとカンボジアの兵士が17日朝、両国の国境係争地域で15分ほど銃撃を交わし、タイ兵1人が行方不明となった。両国はそれぞれ相手が先に発砲したと主張している。
タイとカンボジアは2008年にカンボジアの世界遺産として登録された山上遺跡プレアビヒアの周辺地域の領有権を争い、2008年から今年にかけ数回、軍事衝突を起こした。さらに、2008年末に発足したタイのアピシット政権はカンボジアのフン・セン首相を「やくざ者」と呼んだカシット元駐米大使を外相に起用したほか、プレアビヒアの世界遺産登録について、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)に異議を申し立て、両国の関係は険悪化。カンボジアは昨年、タイで汚職で懲役2年の実刑判決を受け国外逃亡中のタクシン元タイ首相を政府顧問に任命、タクシン氏が11月にカンボジアを訪れ、タイ、カンボジアの双方が大使を召還する事態に発展した。