【タイ】タイ中央銀行は14日の金融政策委員会(MPC)会合で、政策金利(1日物レポ金利)を年1・25%から1・5%に引き上げた。景気回復が鮮明で、4、5月にバンコクで起きた反政府デモの影響が限定的だったと判断。来年にはインフレ圧力が高まるとみて、利上げを決めた。
タイ中銀は2008年8月に政策金利を3・5%から3・75%に引き上げたが、世界的な経済危機を受け、同年末から2009年4月にかけ4度、計2・5%の利下げを行い、以来、1・25%で据え置いていた。
タイ国家経済社会開発委員会(NESDB)によると、タイの国内総生産(GDP)は昨年、前年比2・3%減少した。今年1―3月は前年同期比12%増(前期比3・8%増)と急回復したが、4、5月にバンコクで大規模な反政府デモ・暴動があり、NESDBは今年のGDP見通しを前年比3・5―4・5%増に据え置いている。ただ、国際通貨基金(IMF)は7月7日に発表した世界経済見通しで、タイの今年のGDP見通しを前年比7%増に引き上げた。