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天然ガスバス4000台導入、再検討へ タイ連立政権に亀裂

2010/8/11 (16:44)| 主要ニュース  政治

【タイ】バンコク都バス公社(BMTA)による天然ガス燃料の路線バス4000台のリース計画について、タイ政府は10日の閣議で、トライロン副首相を部会長とする作業部会を立ち上げ、再検討することを決めた。天然ガスバスの導入は連立パートナー、プームジャイタイ党が数年前から進めており、連立政権の中核である民主党が計画を事実上拒否したことで、政権内の亀裂が深まる可能性がある。

 天然ガスバスのリース計画は当初、予算1117億バーツで6000台を導入するというものだったが、汚職疑惑などから、10年契約で4000台、予算626億バーツに縮小された。10日の閣議ではバスのワンマン化で生じるBMTAの余剰人員の削減方法、リース契約の詳細などを再検討する必要があると判断された。作業部会は2カ月以内に報告をまとめる。タイの新聞各紙は、閣議で計画承認を求めるソーポン運輸相、チャワラット内相らプームジャイタイ党の閣僚と、再検討を主張する民主党のアピシット首相、コーン財務相の間で緊迫したやり取りがあったと報じている。

 ソーポン運輸相は閣議後、ニュースクリップの取材に対し、「疲れた、気力が尽きた。国民が天然ガスバスを欲しいなら、自分たちで要求して欲しい」と投げやりなコメントを残した。プームジャイタイ党のブンジョン副内相は民主党の対応に不快感を示したものの、政権離脱は否定した。

 BMTAは政策で運賃が低く抑えられている上、過剰な人員を抱え、赤字が慢性化。一方で車両の老朽化が進み、排ガス削減も懸案となっている。2009年は総収入78億バーツ、最終赤字62億バーツ。昨年末までの累積赤字は684億バーツ、負債総額は621億バーツに上る。


デイリークリップ

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