【タイ】タイ連立政権の重鎮であるバンハーン元首相が19日、78歳の誕生日を迎え、アピシット首相、ステープ副首相ら政財界の要人、一般市民ら数百人がバンコクの元首相宅を祝賀に訪れた。
アピシット首相から花束を受け取ったバンハーン氏は「昨日(18日)の国会答弁を見たが、首相は3、4年前のことでもすべてすらすら答えていた。私だったらああは行かない」と持ち上げ、「任期いっぱいまでやるべきだ。問題があったら相談に乗る。力になるよ」と伝えた。
一方、19日午前に元首相宅を訪れたチャワラット内相(74)は直後に腹痛などを訴え、正午過ぎにバンコク都内のラマ9病院に入院した。病院によると、内相は食中毒で、1晩入院する予定という。
〈バンハーン・シラパアーチャー〉
1932年、タイ中部スパンブリ県生まれ。中国移民の2代目で、中国語名は馬徳祥。建設、運送などで財を成した後、政界入りし、1995―1996年に首相を務めた。1990年代のニックネームは抜群の資金力から「歩くATM」。巧みな政界遊泳術で知られ、「ウナギ」とも呼ばれる。