【タイ】1957年から1990年にかけ副首相、国防相、内相などを歴任したプラマーン・アディレークサーン退役警察大将が20日、入院先のバンコク都内の病院で死亡した。96歳。
故チャーチャーイ・チュナワン元首相の義兄。1976年10月6日にタマサート大学が襲撃され学生多数が死亡した事件に深く関与したとされる。
10月6日事件では、1973年の民主化運動で亡命した元独裁者のタノム陸軍元帥の帰国に抗議しタマサート大学に立てこもった学生、市民数千人を右翼団体が襲撃し、公式発表で46人が死亡。強姦、焼殺といった残虐行為も多発した。前年の1975年には共産勢力が南ベトナム、カンボジア、ラオスを制圧し、ラオスでは王制が廃止された。こうした状況が事件の背景にあった可能性があり、真相はタイの歴史の中で封印された形となっている。