【タイ】タイ国家経済社会開発委員会(NESDB)が23日に発表した2010年4―6月期のタイの国内総生産(GDP)(速報値)は前年同期比9・1%増(前期比0・2%増)で、1―3月期の12%を下回った。4―5月にバンコク都心部を占拠したタクシン元首相支持派による反政府デモ・暴動で外国人旅行者数が前年同期比3・6%、公共投資が3・4%減少した。一方、主要国経済の回復と自由貿易協定(FTA)の拡大で輸出が41・8%増と急増。民間投資は18・5%、家計消費は6・5%増加した。
NESDBは4―6月期の結果を受け、通年のGDP見通しをこれまでの3・5―4・5%増から7―7・5%増に上方修正した。下半期の懸念材料としては、▽政局の混乱と対外イメージの悪化▽環境問題による大型投資事業の凍結▽労働力不足▽干ばつによる農産物の減産▽バーツ高――などを挙げた。