【タイ】タイの政権与党、民主党のパニット下院議員は27日、タクシン元首相がタイと国境を接していない東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国に滞在していると述べた。タイ外務省も「どの国かは言えないが、ASEAN加盟国なのは事実」としている。
タクシン氏は首相在職中に当時の妻が国有地を購入したことで2008年に禁固2年の実刑判決を受け、同年から国外逃亡中。タイの現政権は反タクシン派で、各国にタクシン氏の逮捕、送還を求めているが、タクシン氏はモンテネグロなどのパスポートを取得して追跡を逃れている。タクシン氏の逮捕に消極的な国も多い。
タクシン氏が昨年から今年にかけ訪れた国はアラブ首長国連邦、ロシア、フランス、カンボジア、ブルネイ、モンゴルなど。7月にモンゴルでタクシン氏と会談した鈴木宗男衆議院外務委員長によると、モンゴル政府はタクシン氏の入国を認め、「車も出し、警察車両もついていた」という。