【タイ】26日夜にバンコク都内ランナム通りの大型免税店キングパワー前で爆弾が爆発し、警備員のタイ人男性が重傷を負った事件で、タイ警察は27日、M79グレネードランチャーを使いてき弾(小型砲弾)が撃ち込まれたという捜査結果を明らかにした。今後、発射位置の特定などを急ぐ一方、都内の警備を強化する方針だ。
26日はタクシン元首相派が反タクシン派の黒幕とみなすプレム枢密院議長(90)の誕生日。キングパワーはタクシン派から反タクシン派の現政権に寝返ったネーウィン元首相府相に近いとされる。また、29日にはバンコク都議・区議選がある。
バンコクでは今年、タクシン派と現政権・反タクシン派の抗争で、軍基地や政府機関、高架電車駅、銀行などにてき弾が撃ち込まれる事件が相次ぎ、多数の死傷者が出た。3―5月に都心部を占拠したタクシン派のデモが5月下旬に強制排除され、状況は沈静化したかにみえたが、7月25日にショッピング街のラチャプラソン交差点近く、7月30日には今回と同じランナム通りのキングパワー前で爆弾が爆発し、1人が死亡、十数人が重軽傷を負った。