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タイ国営テレビ局に小型砲弾、けが人なし

2010/8/31 (14:19)| 主要ニュース  社会

【タイ】31日午後1時45分ごろ、バンコク都内ウィパワディーランシット通りのタイ国営テレビ局NBT(チャンネル11)の駐車場で爆発が起き、自動車4台が破損した。けが人はなかった。警察は近くの高速道路上からてき弾(小型砲弾)が撃ち込まれたとみて捜査を進めている。

 NBTはタクシン元首相派がタイ王室の廃止を狙っているという論調で反タクシン派色の強い放送を続け、タイ・ジャーナリスト協会などが偏向報道として批判していた。

 タイでは東北部、北部の住民とバンコクの低所得者層を中心とするタクシン派と、主に特権階級、バンコクの中間層からなる反タクシン派が国家を2分する抗争を続けている。今年3―5月にはタクシン派のデモ隊と治安部隊がバンコクで衝突して市街戦状態になり、91人が死亡、1400人以上が負傷。バンコクや地方で爆破、銃撃事件が頻発した。

 5月下旬にタクシン派集会を治安部隊が強制排除し、状況は沈静化したが、バンコクではその後も、7月25日にショッピング街のラチャプラソン交差点、同30日と8月26日にランナム通りの大型免税店キングパワー前で爆破テロがあり、1人が死亡、十数人が重軽傷を負った。ラチャプラソン交差点は4―5月にタクシン派のデモ隊が占拠した場所。キングパワーは2008年末にタクシン派から反タクシン派の現政権に寝返ったネーウィン元首相府相に近いとされる。8月26日はタクシン派が反タクシン派の黒幕とみなすプレム枢密院議長(90)の誕生日。


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